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徒然日記と小噺置き場。
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あれ程の恐怖を感じたのは生まれて初めてだった。知り合ってから数時間しか経っていない、他人と言ってもおかしくないような奴だったのに。俺を庇って肩を刺されたあいつが何かに気づいたように目を瞠った後に浮かべた笑顔に、どうして笑うんだと思った。こんな最悪の状況でどうして笑えるんだと。どれ程深く刺されたのかは分からないけど肩から出ている血はかなりの量だと言うのに。

「限、大丈夫?」

姉ちゃんに気遣うように静かに呼びかけられても、うなずくことしか出来ない。自分が今酷く困惑していることが分かる。恐怖がまだ消えていないのか、指先の振るえも止まらない。情けないな、そう思った。
怖かったのは追って来ていた男じゃない。
何の躊躇いもなく俺を庇ってケガを負ったあいつが怖かったんだ。
「・・・姉ちゃん、」
「なに?」
「何で、あいつ・・・」
俺なんて庇ったんだろう。そう言おうと思ったときに、隣の部屋から僅かに声が聞こえた。隣と言っても襖は開けられたままだから様子を見ることは出来る。それでも何故かそちらを見ることが出来なくて視線は自然と下に向く。声は小さかったけど、もともと俺は耳が良いからあいつの声だと分かった。
「あの子、起きたみたいね」
ホッとしたように言う姉ちゃんにもう一度うなずく。あいつが気を失ったときはもしかしたら、もう二度と目を覚まさないかとすら思ったから安心したのは本当。でもそれと同じ位恐怖が湧き上がる。自分でもそれが何故なのか理解できなくて、もどかしい。やり場の無い感情を持て余すように掌の絆創膏を弄っていたら、突然頭を軽く叩かれた。
「大丈夫よ」
「・・・なにが」
「全部。あんたは深く考えすぎなのよ」
呆れたように言うくせに視線が優しいから、こんなに悩んでるのがバカバカしくなってくる。姉ちゃんはいつもそうだ。俺が何かを考えているとそれが分かるのかいつも俺が一番欲しいと思っている言葉をくれる。いつだったかそれが不思議で、心でも読めるのかと聞いた事があった。当然の如く爆笑された。
「ねぇ、限。あんたが守られた事を後悔するなら、今度はあんたがあの子を守ってあげれば良いじゃない」
「・・・でも」
「ありがとうって言って、あの子がしたことを認めてあげな。あんたがそうやって否定ばっかりしてたらあの子が可哀想よ」
分かるでしょ?
そう言われてしまえば何も言い返せなかった。そうだ、俺は否定したかったんだ。あいつが俺を庇ってケガをしたということを。自分のせいで誰かが傷ついた事を。俺自身が気づいていなかったことを言い当てた姉ちゃんは満足そうに笑っていて、無意識に強張っていた身体から力が抜ける。守られた事を後悔するなら、これから守れば良いんだ。
「姉ちゃん」
「なに?」
「ごめん」
「ありがとうでしょ、バカ」
ふ、と小さく噴出されて、それまで少し張り詰めていた空気が和らいだ。あぁでも、これからなんてあるんだろうか。そう考えていたら父さんが俺と姉ちゃんを呼ぶ声が聞こえてきた。
「大事な話だ。こっちに来て聞きなさい」 


□つぶやき□
更新しなさすぎなので取り合えず途中までこっちに上げておきます。中途半端ですみません。
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あの、私って本当自他共に認めてしまう怖がりなんですよ。怖がりなんです。怖いです怖いです怖いです怖いです。た、助けてーーー!!(半狂乱)
すみません、ちょっと取り乱しすぎですね。でも本当こわ・・・・・・ぎゃーーーーー!!!!!(マジ泣き)
怖がりの癖に怖いものを見ちゃう自分が嫌いです。これが怖いもの見たさと言うものなんでしょうか。怖すぎて頭痛くなてきました。(え)
よっしーのこと墨村って呼んだ!(胸キュン)
着々とアンソロの小説が長くなっていっています。いえ、まだ全然短いんですけどね。ページ数が増えていくたびになんだか嬉しくなります。こんばんは、単純さんです。
アンソロの小説まだ完成していません(滝汗)途中まで書いたのが気に入らなくて消したのがまずかったんでしょうか。でも折角参加させていただくんですから自分が納得できるものを書きたいんです。それで締め切りに間に合わなかったらシャレになりませんが・・・・。あれ書いてると小説書くのって楽しいんだなって再認識できるのでそれが唯一の救いかもしれません。いつもは思いついたものをパッと書くことが殆どなのでちゃんと考えて書くことって少ないんですよね。(長編は別ですが)たまにはこういうのも良いかもしれません。と、とにかく締め切りだけは必ず守るように頑張ります!(ひー)
「何でそんな事言うんだよ!」
本当はもっと他に言いたいこととか、言わなきゃいけないことがあったのに。咄嗟の事に喉を通って出てきた言葉は感情に任せたその一言だった。自分でも情けないって思う。もっとちゃんと言わなければ、こいつには伝わらないのに。胸の中で燻るこの感情が思考を鈍らせて、まるで泣きすぎて上手く話せないときのように喉が詰まって言葉が出てこない。
「ちょっと、良守」
見かねた時音が俺の肩を掴んで落ち着けと言うように強く名前を呼ぶ。でもそんなのじゃ止まれない。志々尾の、いつもの会話と何も変らないと言う様な何気ない一言のせいで暴走した言葉にブレーキがかからない。
「お前っ、自分が何言ったのか分かってるのか!?」
「良守!」
「だって時音!こいつ・・・!」
「良いから!あんたちょっと落ち着きな」
視線だけは志々尾から目を逸らさずに時音に叫ぶ。俺がこんなに怒ってるのに志々尾は何てこと無いと言うようにしていて、何故か酷く悔しくなった。いや、違う。悔しいんじゃない。悲しいんだ。一緒に居た時間は決して長くはないけど、それでも志々尾の中では何かが確かに変わったと思っていたから。だからあの一言は衝撃以外の何者でもなくて、一気に暴れだした感情が時音によって沈められた後は「どうして」と呟く事しか出来なかった。
「なんで、そんなこと、言うんだよお前・・・訳わかんねぇ・・・」
どうして自分がこんなにショックを受けているのか分からない。
別に良いじゃないかと片付けることだってできるのに。どうせ志々尾はそういう奴だから、俺が何を言ったって何も変わらないって、諦める事だって出来るのに。諦めたくない。もっと自分の感情をさらけ出して欲しい、わざと自分を傷つけるようなことを言ってほしくなんて、ないんだ。
「・・・・私、もう一回りしてくるから。ケンカなんてするんじゃないわよ」
時音のその言葉に何とか肯いて、自分を落ち着けるように息を吐く。涙で歪む視界を誤魔化して、熱くなる目の奥にきつく蓋をする。そうすれば途端に真っ暗になる視界。
「なぁ、志々尾」
目を閉じていてもそこに居るのが気配で分かる。あぁ、戸惑ってるんだ。俺が怒鳴って、なんでもないような顔してたって、本当は志々尾だってどうして良いか分からなかったんだ。ただそれを表面に出す事が出来ないだけ。落ち着けば簡単に分かるのに、さっきは全然気づけなかった。
(後で時音に、お礼言わないとな)
「俺は、さ」
ここで泣いたら格好悪いから、瞼に力を込める。届け、届け。俺のちっぽけな言葉のほんの少しでも良いから。志々尾が少しでもその意味を拾い上げてくれればそれで十分だから。
祈りを込めて、目を開く。広がる視界に、世界なんて自分で思っているよりもずっと広いんだと再認識する。だから、なぁ志々尾。
「俺はお前が居なくなったら、すげぇ、悲しいよ」
今までお前が居た世界はきっとこう言ってくれる人がいなかっただけで、俺みたいに思う人は居たはずなんだ。
これからだって、きっとそう。お前が出会って話をして、もしかすると一緒に戦うかもしれない人が俺みたいに思うことだってあるんだ。だから。
「もう二度と、あんな事言うなよ」
「・・・・・でも、」
「じゃないと、今度こそ泣くからな。そしたらすげー甘いケーキ食わせてやる。嫌だったら言うんじゃねぇぞ、分かったな」
「・・・・・・・・・・・あぁ」
俺の言葉に今は戸惑いを感じても良いから。いつか、ウソじゃないって、受け止めてくれれば。


(俺が居なくなったって誰も困らないなんて、言うな、バカ)


□つぶやき□
日常であったことをネタにするのが大好きです!(お前・・)
最初は限良♀のつもりで書いてたんですがこれは×より+表記の方が良いですね。支離滅裂な文ですが小噺だから良いんです。(開き直った)
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